タイトル通り佐渡でのオタク生活についてです。
ライブや展示会、トークショーにコラボカフェなどイベントの多いジャンルでは田舎でのオタ活は不利、もしくはかなり難しくなるのではと思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは佐渡在住オタクがどのようにオタク生活を楽しんでいるか書いていきたいと思います。
くつしたの場合
まず初めに申し上げておくのは私はジャンルで言えば一次創作畑にいるので、世間一般的に想像されるオタ活はしていないかもしれません。(そのためがっつりイベントやライブなど会場に出向くことの多いジャンルの方のお役には立てない記事かもしれません。)
知らない方のために説明すると一次創作とは同人活動において自らストーリーやキャラクターを考えそれを漫画やイラスト、小説にして創作することをいいます。
ちなみに既存の作品のファンアートやそれらを元に創作することを二次創作といいます。
しかし全ての供給を自己完結できるほどの創造性は私にはないので、もちろん漫画やアニメ、ドラマや映画、小説などたくさんの作品を楽しませてもらっています。
その中でも二次創作こそしませんが大好きで追っている作品がいくつもあります。
どんなオタク活動をしているか
実際に私がしてきたオタク活動を羅列してみます。以下どうぞ。
家でできること
・原作を読む
・ファンレターを書く
・配信を見る
・同じ作家さんの過去作を読む
・作家さんのインタビューを読む
・インスパイアされた作品やイメージした曲など作家さん本人が発言しているものがあればそれを鑑賞して思いを馳せる
外に出てできること
・現地のみで手に入るグッズを買う
・サイン本を買う
・サイン会へ行く
・作家さんの過去インタビューを読むために載っている雑誌のバックナンバーを収蔵している図書館を訪れる
・作家さんのトークショーへ行く
・展覧会へいく
・舞台となる土地へ実際に行って原作の世界へ浸る
私は前半の「家でできること」を中心に活動しています。
これらはおそらく日本全国どこでもできる最も基本的なオタ活ではないでしょうか。
後半の「外でできること」になると島外へ移動しなければならなくなり、佐渡からですと時間と交通費が活動のネックになっていきます。
田舎オタクの受難
仮に東京で開催されるとしたらまず船で海を越え新幹線で山を越え慣れない電車を乗り継いで遠路遥々会場へ赴くことになるわけです。
半日がかりの移動と数万円の出費になります。ちょっとした旅行です。
ただ朝一の船に乗れば意外にも午前中には東京に着くので佐渡は地方民の中ではまだ移動しやすい方なのかもしれません。
が、そろそろ初老にさしかかる自分にはもう体力も気力もありません。
第一私はどんなに凪いだ海でも大体船酔いするので島外への移動にはかなりナイーブになります。
佐渡からですと頻繁に開催されるイベントへの参加は結構大変です。厳選しても船酔いする体質だと相当大変です。
実際に手に触れて原作を楽しめるのはイベント参加の醍醐味ですが常習化すると高確率で地方民は病みます。
近場の人に比べて余分にかかる交通費を目の当たりにすると暗い気持ちになってきます。
田舎のオタクの受難。
当然時間とお金に制限がかかってくるので全てのイベントへの参加は難しくなります。
気力と経済力に自由のきかない自分には断腸の思いで参加を諦める取捨選択が必要となります。
一次創作なんで気楽です
ここまでそこそこ悲壮的なことを書いてきましたが上にも書いたように私は一次創作勢なのであまりイベントに参加するということがありません。
主たる供給源は自分です。
箱庭の中で延々とお人形遊びをし続けるのが本分なのです。
懸念すべきは想像力の枯渇とやる気の低下だけです。
だから原作を読んだり観たりするだけで事足り、イベント参加へのウエイトはそう高くはありません。
ダメそうならすんなり諦めがついたりします。
とはいっても
大好きな作品の作者さんのトークショーや展覧会があれば行きたいに決まってるじゃないですか。
これは私の場合ですが、本当に好きでどうしても行きたいイベントならいてもたってもいられなくなり大きな出費も長時間の移動も大時化の海も苦ではなくなります。
いそいそお金を貯めて大時化の海にさえも飛び出せます。
このいてもたってもという感情はなかなか侮れないもので、この気持ちを行動の指針にしていると大体満足度の高い結果が得られているような気がします。
純粋に原作を楽しむ
原作があればあとはオマケです。ファンブックが出ればもう過剰サービスです。そう思い込んで家でできるオタ活に勤しみます。
ファン同士の情報交換や交流もしません。仲間なんていらないんです。私と作品の一対一の関係なわけですよ。
一番大事にしているのは本当に好きか、行きたいかという気持ちを見失わないようにすることです。
それが私のオタク生活です。
ちなみに佐渡には映画館がない
正確にはミニシアターはあります。名作や質のいい作品を上映してくれます。
しかしテレビでCMを流すような話題の新作を見たかったら船に乗って新潟市へ行くしかありません。
大体の人が気軽にできる初歩のオタ活もこちとら大冒険です。
東京大阪がなんぼのもんじゃい!近々映画観に行くからレポするね!!
以上!!!