女性の同人作家の皆様は毎日順調に創作をされていますか?
私は女性ホルモンに振り回されています。
体の不調、気分の浮き沈みが激しい女性の一ヶ月。
フラットな気分で創作できる人は結構少ないのではないでしょうか。
今回は女性ホルモンに振り回される女性作家の創作一ヶ月を書いていきます。
端的に言うと月経周期に創作意欲を支配されている
困ったことに月経の1〜2週間前頃から創作が出来なくなる。
私の場合の症状はスランプに似ていて主なのは
・アイデアが湧かない
・自分の創作に興味が持てなくなる
・思い通りに絵が描けなくなる
であり長期スランプになった時に似ているのでおそらくメンタルの影響だと思われます。
30歳を過ぎた頃からこれらに加えて
・肩こり
・頭痛
・吐き気
など体の不調も加わるようになってきました。
これらメンタルと体調の不調がそれぞれいくつかランダムにチョイスされ私の体に送り込まれてきます。
本当に何も出来なくなる。
特に頭痛に至っては寝込むので物理的に創作が出来なくなります。
肩こり頭痛などの不調って軽ければとりあえず動けはしたりするので周囲から辛さをわかってもらえないことが多いです。
でも意識の大半を痛みに持っていかれます。
残りの意識を創作に当てるなどとてもではありませんがメモリ不足です。
創作が出来ないことによる不具合
そんな創作が出来ないくらいで大袈裟な、と思うでしょうか。
一大事なのです。
なんと私には創作しか身近に楽しめるものがないのです。
あとこれはいいのか悪いのか分からないのですが(多分悪いと思う)、実生活において自信も誇れるものもない私は創作でしか承認欲求を満たすことができないのです。
そんなものないに越したことはない。
ですが私くらい空虚な人間ですと自分を社会に繋ぎ止める唯一の細い糸が創作で認めてもらうという承認欲求なのです。
もちろん創作においても成果を出していないので今私の創作を認めてくれるのは私しかいません。
その創作が出来なくなるということは自分の全てを否定することになるのです。
ここまで書いてきて我ながら結構大袈裟だなと思うのですが今の筆力ですとこの表現しかできないです。
月経前っていうのはこの世の終わりのような絶望感を私に与えてくれます。
逃れる術のない強制イベントです。
耐えるしか道はないのか
ある程度月経に付き合ってきた女性なら大半はこう思うでしょう。
「婦人科に行きなさいね」
そうです、これが世にいうPMS、PMDDです。
こう長々と書いてきましたがこの記事の内容はたった一文でまとめるができます。
「PMSって辛いよね!」
ご清聴ありがとうございました。
婦人科にいくまでにやっているセルフケア
飽くまで私の場合ですが多少自分でケアすることで症状が軽くなることもあるので未来の自分への忘備録がてら書いておきます。
生理周期を把握しておく
PMSによる不調であればメンタル降下にもある程度の規則性はあるはずです。
今月経が開始してから何日目なのか、排卵の予定日は、あと何日で次の月経が開始するのかなど把握しておきましょう。
できれば数ヶ月は自分の気分の記録も毎日つけて月経周期にどう組み込まれているのか統計をとっておきましょう。
一回の月経周期の中で元気な期間、ちょっと調子の悪い期間、全くダメな期間のあたりをとっておくといざ不調が来た時に『もう少して月経が来るから今は不調なんだな、しかたがない』と自分を安心させる材料になります。
スマホのアプリを使えば管理しやすいです。
運動する
体力は気力につながっています。これホント。
とりあえず歩きます。
まとまった時間が取れなくても一回5分など小分けにして歩数を稼ぎます。
リラックスする
目的は何かというと自律神経を整えているつもりです。
自律神経とか都市伝説でしょとか思っていましたが(今もちょっと思ってる)リラックスの方法を見つけたら頭痛の回数がぐっと減りました。
もちろん科学的なソースはないので偶然かもしれませんが、眠りやすくもなった気がするので大事です。多分。
ちなみにリラックス方法は色々と試行錯誤してきましたが、最終的にはドライブに辿り着きました。
気持ちを吐き出す
紙に書き出すも良し、人に話すもよし。
気持ちはナマモノです。特に暗い感情は体の中に入れたままだと腐敗します。
出しておいたほうがいいです。
創作しないことを自分に許す
無理なことを無理にすること、時には大事です。
ただし本当にダメな時はメンタルを削るだけなので引く勇気を持ちましょう。
これまでの経験からメンタルや気力というのは人それぞれ使える量が決まっていて底をつくとスランプや無気力を引き起こします。
月経前による不調でまた元気が出ることがわかっていれば充電期間ととらえて休んだほうがいい。
月経明けの創作のためにとっておきましょう。
月経の周期に創作を合わせていく
できる時にできることをしていくしかないです。
私の場合、月経とメンタルに関しては今の所不調を抱えつつも周期は安定しています。
だから最近はあらかじめ予想される不調に合わせてゆるく創作の計画を立てています。
月経明けから数日は多少元気なので漫画ならプロットやネーム、イラストならラフなどの案を出したり下書きをしたりと気力を要する作業を優先して行なっていきます。
そのあとメンタルの下降に合わせて難易度の低い作業(発想力を用いない作業。漫画なら背景などのペン入れやトーン張りなどの仕上げなど)へと段階的に切り替えて、自分の調子を見ながら充電期間に入るようにしています。
もちろんこなせる作業量は少なくなります。
ですが描きたいのに描けないという魂を蝕むストレスは大分抑えられます。
自分の調子を常に観察しておきましょう。
そしてその時々の自分に合う作業を割り振ってあげるのです。
慣れてくると自分を飼っているみたいで面白くなります。
書けるときに書いておきたいよね
PMSの質が若い頃と明らかに変わってきているし(悪い意味で)、これから更年期も来る。
病気や環境が要因で創作活動を断念しなくてはいけない日が来るかもしれない。
来るかもしれないその日まで私もあなたもただ書き続けていられることを願っています。