若い頃の体調不良は年に数回だけだった。
健康で歳を重ねられたことは幸運なことです。
ですが30歳を過ぎた頃、健康診断に毎回引っかかるようになる。
若い頃は眠る直前まで元気と集中力が維持できたのに、今となっては疲れを意識した途端に何もできなくなる。休日になると頭痛と吐き気がするようになり、夏バテするようになり、重い物を5分持って歩けば腰痛が一週間続く。常に体調不良。
特に何ともない体調というものがほぼなくなるのが私。同時に起こるのがメンタルの闇落ち。そうなるとオタクとしてのあらゆる興味が枯れる。創作活動などもってのほかである。
私にとって人生最大の幸福であるオタク趣味が取り払われた世界、そこには…何もない。真っ白な地獄なのだ!
体力と気力は地続きである
「自分は一生オタクでいるからハッピ〜だな〜」なんて思っていたあの頃。
好きなことを好きでいることすら難しくなるなんて夢にも思わなかったよ…。
不調を抱えるようになって気づいたことといえば、体力と気力は地続きであるということ。
生まれながらの運動嫌いにはこれまでの人生でこのことに気づくことはなかったのだ。
ならばどうやって体力と気力を維持するのか?中年オタクになった私の課題です。
とりあえず試行錯誤しながらですがいま気を使っているのが以下の3項目。
⒈運動
⒉睡眠
⒊メンタルケア
健康管理の基本中の基本ですが、結局のところ真理ではないでしょうか。
どんなライフハックも小細工も付け焼き刃でしかありません。
具体的にどうしているか書いていきます。
⒈運動
効果は絶大です。
そして即効性があります。
全身でミントを噛んだような爽快感が心身に得られます。体が軽くなり気分も明るくなります。
私は体力がなく苦しいことが苦手なのでスロージョギングをしています。
無理をすると続かない人間なので1回30分を週3回を目安にゆるく走っています。
ウォーキングもしていたことがありますが、断然走った方が効果があるように感じます。
あまりに調子がいいので走らないとまた不調に戻ってしまうのではと不安になるという新たな問題がでてきますが今回は割愛します。
佐渡は走りやすい場所がけっこうあって景色を見ながら飽きずに走ることができるのも続いている理由の一つです。
冬場は雪や雨が降るので外を走ることはできませんがランニングコースのある体育館があるのでそこを利用しています。
運動の効果をよく実感じたのは夏バテをしなくなったことです。
夏場は夕方にはクタクタになりしばらく横にならないと動けないことが多かったのですが運動を始めてから一日通しで元気でいられるようになりました。
夕方無性にお菓子を求めることもなくなりました。
体力をつけて疲れにくくなったことで余計なエネルギーが不要になったのですね。運動はいいことずくめです。
あと運動によるダイエットについては期待していないです。
私は肉を落としても痩せて見えない体型であることがわかってきたので、だったらもう適正体重でいいやと諦めがつきました。
かつてはすらっとした華奢な体型に憧れたものでしたが、根本的に骨格が違うので逆立ちしたって私には叶わない夢であると納得でき、それによって生きるのが大分楽になりました。
⒉睡眠
私にとって睡眠は一番難しい問題です。
私は寝つきが悪く、布団に入ってから1時間は眠ることができません。
どんなに早起きしても眠ることができません。クタクタにつかれていても眠れません。
物心ついた時から眠るのが苦手でした。保育園の頃、お昼寝の時間も眠ることができず苦痛だったことをよく覚えています。
布団の中でじっとしながら先生が昼寝の終わりをつけるのをただ待つ。
年長になって昼寝がなくなった時どんなにホッとしたことか、今でもありありと思い出せます。
眠るまでに何を考えればいいかわからなくて、この何もしない時間がものすごく苦痛です。
それにイライラして余計に眠れなくなります。
イライラしてもダメだし、反対に楽しいことを考えてワクワクしても眠れないです。
対策としては寝る2時間前にはスマホやパソコンを見ない、オタク趣味もしないようにしています。
オタクがオタク趣味を封印するのはとても辛いですが楽しむと興奮するのか眠れなくなるのです。
その代わり朝早起きして楽しむようにしています。
布団に入る前には寝つきが良くなるというストレッチをし、入ってからは478呼吸法をします。
これで眠れる確率は上がります。
ちなみにこれを書いている現在は上記の対策も功を奏さず、一向に眠れる気配がなかったので諦めて起き出しています。
自分はショートスリーパーなのか?と考えたこともありますが睡眠が5時間を切ると翌日支障が出るのでそうでもないようです。
睡眠の改善はまだ試行錯誤の途中です。
そろそろ布団がへたってきたので買い替えを検討しています。
高級布団に目星をつけているので毎月コツコツ積み立て貯金をしています。
オーダー枕も興味があります。
⒊メンタルケア
日々の活力を支える大事な項目です。
体も悪くない、人間関係にも問題がない、なのに気分が晴れない。
そういう状態にしょっちゅう陥ります。
じゃあ何が不満なんだよッ!と色々と考えてみて、まあなんとなく思い当たる節がありますが、これがどうも一朝一夕には解決できそうにない。
気持ちってナマモノで時間経過とともに腐ってくることがあると思うんです。だから病む前にこのモヤモヤした気分をどうにかしたい。
運動でメンタルを改善できることはすでに書きました。
あとは人と会話するのもすーっと気分が晴れるのでおすすめです。
私は人見知りで会話は得意ではないのですが、それでも人と話すと元気が出ます。
笑うと更に効果的です。
最低限でも社会とのつながりを持つことは大事です。
会話の他にも言葉でモヤモヤを形にすることで不安の正体が見えることがあります。
心配事があって眠れない時にノートに忖度一切なしで気持ちを書き殴るとあっさり眠れることもあります。
気持ちを文字や言葉にして外に出すのは結構メンタルの改善に効果があるように感じます。
特に私はこのブログを始めてから小さなことに落ち込むことが少なくなってきました。
このブログは漫画や佐渡のことなど自分の好きなことを書き散らしているだけなのですがメンタルには抜群の効果がありました。
持続性もあります。
ブログの絵を描いたりや文字の色を選んでいる時、10代の頃にhtmlをかじって自作のサイトを作っていた時と同じようなワクワク感を味わうことができました。
何かを計画したり作ったりする行為もものすごく楽しいです。
ブログや日記で文章を書く他にも、掃除をして部屋をきれいにしたり、凝った絵を描いてみたりと物事に集中して取り組んで達成感を得るとすっきりするような気がします。
気分が晴れない時はちょっとした手仕事をしてみるといいかもしれません。
この言葉で不安を形にするというのは、もっと踏み込んだ解決策につながると思うのです。
私の場合、漠然とした不安を抱く時って自分が何に恐れを感じているのか分からない時です。
勉強の基本と同じように、自分が何を分かっていないのか分かるところから始めるんです。
これまでけっこうモヤモヤな気分を抱えて生きてきたのですが、それは素直になれなかったことに原因があったのではとこの頃なんとなく思います。
素直さって聞き分けの良さに捉えがちだけど、今回は自分の気持ちを100%把握できることを言っています。嫌なことを嫌だと思うのも素直です。
つまらないことで意地を張ったり気を遣ったりして、誰にも迷惑をかけないささやかな願いさえ踏み消して生きていると、自分の気持ちがわからなくなってくるのです。
最近は「あの人と話してみたい」とか「花を飾りたい」とかそういった小さな希望を実行するようにしています。
素直に生きることの大切さは若いうちに気づいておきたかった。
もしこれを読んでいる若い人でなんとなく毎日が楽しくなかったら、どんな小さな希望でも紙に書き出して一つずつ実行してみてください。
昼にラーメンが食べたいでもノートを新調したい、できればかわいい絵の入ったものがいい、でもそういう小さなことで構いません。
そうして自分にとって本当に楽しいことを見つけてそれを大事にしてほしい。
そういうものが身近にあった日々はかけがえのないものになります。
もちろんくすぶっている中年オタクにもおすすめです。
いうてもスランプやねん
体調管理に気を配っても不可抗力ってものがあります。
オタクの必須アイテム集中力はそれにあっけなく左右されます。
この先にまだ更年期というハードモード強制ワープも待っています。
昔ネットで加齢による不調は年々悪くなるというものではなく、ある時ガクンとくるものだという記事を見たことがありました。
確かにその通りで、不調は予告なくある朝突然きたりもします。
若さとはなんというボーナスステージだったかとようやく思い知らされるものです。
ただ活力あふれるご年配の方々も多くいます。どうやったらそういう風になれるのか試行錯誤の日々です。
歳をとっても色々なことにうれしい!たのしい!大好き!と思えるようにありたいですね。